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山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

オンライン勉強会 運営の振り返り

先日、山形発 総合診療・EBMスクールというオンライン勉強会を開催しました。

 

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オンライン開催にあたり、いくつか思ったことを記載しておきます。

 

・マシン担当と司会を別に用意することはもはやマストである

数人単位なら問題ないと思いますが、イベントとなると数十人が関わります。そういった中で司会をしながらマシントラブルへ対応するのは本当に骨が折れます。

1人で数十人の勉強会を動かしている猛者はそんなにいないと思いますが、オンラインのご時世ではその猛者も仲間を見つけることをお勧めいたします。

 

・zoom、teamsなどweb会議ツールへの習熟も必須

ここ最近のオンラインの流れで、zoomに参加することはみんな慣れているようです。一方、自分が発表者になったり運営としてツールを動かすことはまだまだ浸透していません。

マシン担当をする人はもちろん、そのマシン担当が何らかの不具合で抜けてしまった場合にバックアップする人も必要になります。待機者を案内する、個別コメントに対応する、ブレイクアウトルームの管理などは基礎知識として押さえておいた方が良さそうです。

 

・オンラインで集まる意味をしっかり吟味する

今まで現地で勉強会をする時には、「その場所に集まるくらい参加したい」という距離のハードルで熱意を評価できました。

ところが、オンライン勉強会ではそういったハードルが低く、「とりあえず申込→つなぐだけつなぐ→聞き流すだけ」ということも可能になります。オンライン勉強会が乱立しているからこそ、そういった風潮が出てくるのでしょう。

参加者の管理という作戦よりも、オンラインで参加してもらった皆さんが前のめりに楽しめるような内容を企画することも重要です。LIVEで集まる意味・複数名で討議する意味、そういった方略を踏まえて勉強会で何を獲得して欲しいのか。

仕掛ける側も吟味して、当日の方略を練りに練っていくことがより求められそうです。

 

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オンラインで上がったハードルも下がったハードルもあります。

間違いないのは、「今までのノウハウと違ったオンライン独特の習熟が必要」であることです。新型コロナウイルスに上手く付き合いながら、オンラインの学びを高次元に展開していきたいと思いました。