いよいよ新年度が始まりますね。
個人的に大きな変化はEテレの時間帯が変わることです。家庭にどれだけの影響を与えるのか、ドキドキしています。
さて、今日はコロナ禍でより意識するようになったタイムマネジメントについて書いていきたいと思います。
1. タイムマネジメントとは?
時間は全ての人間に平等です。その時間をどう使うか、人々は皆悩まされています。残業せずに定時で上がるためには、期限の迫っている課題を片付けるための時間をどう捻出するか、こういった悩みを解決するために生まれたのが“タイムマネジメント”という概念です。
タイムマネジメントという言葉を直訳すれば、時間の管理です。無駄な時間を節約して空白の時間を捻出するようなイメージを抱きやすいですが、タイムマネジメントの意味はそれだけではありません。
①限られた時間の無駄を削いで、時間を捻出する手段・テクニック
②限られた時間の中で、効率的に仕事・タスクをこなすための手段・テクニック
この2つを合わせてタイムマネジメントと理解する方がよいと思います。
例えば、明後日までに提出しないといけない課題が手付かずだとします。あなたは忙しい合間を縫って課題に取り掛かる時間を作ろうとするでしょう。そのために、いつもよりも手早く仕事をこなしたり無駄・ムラがないよう仕事の効率を意識するかもしれません。捻出した時間も限られているので、その中で課題を終了するため最高の集中をもっていけるよう整えるかもしれません。
時間の捻出と仕事の効率化はリンクしているのです。タイムマネジメントを意識するにあたり、この2点を同時に解決することを意識しましょう。
2. コロナ禍のタイムマネジメント
さて、コロナ禍になり私たちの生活は大きく変化しました。三密を避けたりstay homeを重視することで、仕事や勉強のスタイルも様変わりしている方も多いと思います。
個人的な変化としては、出張がなくなった分オンラインでの会議・イベントが格段に増えてきました。この変化は移動がなくなった分の体力消費を抑えられる一方、隙間の時間にこれでもか!とオンラインイベントが侵入してくることを意味します。
今までなら出張=仕事モード 自宅=プライベートモードと使い分けられていたのが、自宅で仕事とプライベートが入り混じってしまう状況に陥ってしまったのです。
これまでの仕事や会議の依頼は移動を含めて検討していたので、物理的な制約が結果として仕事量のコントロールになっていました。その物理的制約がなくなってしまい、際限なくオンラインの仕事や会議が入るようになり……、結果としてプライベートの時間を確保できずいつでも仕事モードみたいな日々になってしまいました。緊張感が漂い、なんとなくリラックスできる時間が減り、座り仕事が増えて腰痛が悪化。ここまできてようやく、タイムマネジメントの本当の意味を理解することができたのです。とほほ。
コロナ禍のタイムマネジメントとは、「時間の効率化」「限られた時間におけるタスクの効率化」だけではなく、「自分を維持するための時間を捻出する」ことも求められているのではないでしょうか。
物理的制約を突破したオンライン全盛期において、効率よく仕事をこなすためには最大のリソースである「自分の健康」を維持しなければいけないのです。
3. ワンポイントテクニック
コロナ禍において、「自分を維持するための時間」が重要であることを述べました。テクニックというほどでもありませんが、いくつか実践してみてよかった考え方・テクニックを書いていきます。
・プライベートタイムを確保してからタスクを入れる
沢山のタスクが迫ってくるとプライベートタイムを削りがちですが、それは寿命を削って働いているようなものです。
あなたを守ってくれるのはあなただけ、プライベートタイムはまず予約しましょう。
週2回タスクフリーの日を確保できるよう調整するだけで、ずいぶんと精神を休憩させることができます。その分、他の日は忙しくなるかもしれませんが、休むときは休む!はいつでも真理です。
・運動の時間を組み込む
1日15-30分、なんでもいいから運動を組み込んでおくことは重要です。オンラインは物理的制約を突破した分、座り仕事だらけになってしまいます。腰を壊してからでは遅いのです。。。
・隙間で仕事できるようにする
携帯、タブレット、PCと私達は多くの端末を利用しています。メールチェックや文章作成程度であれば、トイレの中でもできるようになりました。
自分のタスクを整理して、どこでもできるもの・座らないとできないもの・集中力が必要なものと分類して管理しておきましょう。
携帯で済む仕事であれば、職場で移動中に片付けることも子供を寝かしつける間にこなすこともできます。
とはいえ、結局一日中仕事になっちゃった!なんてならないようにしてくださいね。あくまでも、プライベートタイムをゆっくり過ごすための効率化が目的です。
・朝の起動時間を早めて時間を増やす
特にアウトプット、創造的なタスクをこなすときにオススメです。
朝の1時間の集中力は目を見張るべきものがあります。朝から仕事すると朝ごはんが美味しくなるというのもメリットです。
4. 終わりに
タイムマネジメントを意識するとき、必ず思い出す曲があります。
RENTというミュージカルで歌われている、seasons of loveです。
「あなたは1年を何で数えますか?
朝日の数? コーヒーの杯数?
愛の数で数えませんか?」なんて歌です。
時間は平等、捉え方は人次第。使い方も私たち次第。
自分の時間を何のために、誰のために使いたいか、改めて考えてみてもいいかもしれませんね。