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山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

何かを続けるコツ

最近、ライフステージの変化や業務の複雑化(ワクチン対応とかコロナ案件とか!)もありプライベートタイムをなかなか確保しにくくなってきています。
これはマイナスの意味じゃなくてそれだけ充実した日々という意味なんですが、プライベートタイムを確保できない中で「継続して取り組む」ことの難しさをヒシヒシと感じているのも事実です。

振り返って自分の中で継続できていることを挙げてみると、
 ・オンラインイベントの定期参加(4−5回/月)
 ・ブログを書く(月3−4本)
 ・仮面ライダーを見る(月2時間確保)
 ・podcast配信(収録・編集合わせて1時間半を隔週)
 ・朝活(5時半起床)
あたりでしょうか。きれいに趣味だらけです。

一方、継続を考えていたけど諦めてしまったこともたくさんあります。
 ・Pubmedで5大雑誌をサラッと目通しする
 ・家庭医療の研究論文を読む
 ・英語のabstructを月10本!(3年ほど続けて、やめてしまいました…)

継続できていること・できていないことの差はなんでしょうね。

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ビジネス書を読むと、習慣化についていろんな本が出ています。
「自分の目標を設定して、夢に向かって取り組む」とか「小さな目標を作って達成していく」とか、よく目にするフレーズです。

個人的な解釈ですが、要は「継続したいことがある。そのためのエネルギーをどう湧かせ続けるか?」という問題への取り組み方を提示しているのではないかと思っています。
夢はワクワクするものです。夢見るだけでエネルギーが溢れ出て、何か行動したくなる。そのエネルギーを継続する習慣につなげよう、みたいな感じでしょうか。
つまり継続できている習慣には、何らかのエネルギー源があるから継続できているということになりそうです。

自分の継続できていることを見直すと、将来の夢にはあまり関わらなそうです。
夢以外のエネルギー源が自分にはあって、その源が継続の力になっている。ではそのエネルギー源とは何か?

答えの1つとしては「楽しさ」だと思います。
仮面ライダーを見ている時に自分はワクワクしています。Podcastも何を話すか考えているだけでニヤニヤする時もあります。
オンラインイベントもこのコロナ禍で誰かと会える貴重な機会で楽しみです。
楽しいからまたやろうと思う、それが習慣になっていくのではないでしょうか。

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今日書いてみたかったのは、楽しいことを続けようぜ!ではなく、継続するためのエネルギー源を用意しようぜ!という話です。
なので、楽しい感情以外の別なエネルギー源があれば、十分継続を目指すことはできると思います。

例えば報酬。頑張った分だけ何かを得ることは人の脳内麻薬を刺激するに十分な効果がありますよね。
原稿を書いてお金をもらえるので頑張ろうと思う、誰かから認めてもらうために頑張ろうと思う、とかでしょうか。

例えば期限。何かに迫られている時に、必死のエネルギーが湧いてきます。これは持続力がないので常に必死な状態へ追い込むのはやめておきたいところですが、それでもエネルギー源として利用価値はあります。
国家試験の1ヶ月前から超集中力を発揮したり、来年の進学に向けて毎日努力したりとか。

とはいえ、人生80年続けるエネルギー源はやっぱり楽しさが一番なような気がします。
楽しい→続ける→もっと楽しい!、なんて最高のスパイラルだと思いませんか?
その「楽しい」をどこから見つけてくるか、「楽しい」の邪魔になるような無駄や「楽しい」に集中できる時間をどう作るかが継続のコツかなーと今は考えています。

ちなみにこのブログも、通勤時間に思いついたネタを仕事の隙間10分で書き上げています。
誰かが関心を持ってくれたらいいなぁなんて邪な思いも抱きつつ、やっぱり自分は何かを書くのが好きなんだと再認識した朝でした。