今週末に、とある機会をいただきまして自分の経歴を少し話すことになりました。
高校時代〜大学時代の自分を改めて振り返って思うのが、「お前、もう少し真面目に勉強しとけ」です。
高校時代:人生で初めて部活に入る
部活が楽しくて勉強の仕方を忘れる
「医学部に入るには3浪を覚悟せよ」と担任から言われる
見事、浪人する
大学時代:部活を掛け持ち、超たのしー!
テストは落ちても大丈夫と先輩から教えてもらう
信じて勉強しない
留年
でも、部活はやめない
なぜ僕はこんなに勉強しなかったんでしょうね。
その時は「今、やりたいこと」に一生懸命だったんだと思います。
部活動は今しかできないことで、ひたっすらそこに向けてエネルギーを注いでました。
医者になりたいこともそうなんだけど、医者になるのは数年後のことだから……なーんて考えていたに違いありません。
そんな僕も医者になり、気になったことは日々勉強したり、自分で教科書を買って読むようになりました。
一体何が自分を変えたのか?
国家試験を受けると真面目になる効果がある?
医者をやって8年経ちますが、まだまだわからないことだらけです。
むしろわからないことがどんどん枝葉に分かれて増えていくような気がします。
でも、責任は増えていくし、目の前には困っている患者さんがいます。
目の前の患者さんを幸せにすることが「今、やりたいこと」だし「やらねばならんこと」です。
そのために必要なツールが勉強だから、勉強することに前向きなのではないかなと思います。
医者になって真面目になった、というのは不謹慎かもしれませんが。
少なくとも目の前の患者さん一人一人が、自分を医者に「成らせて」くれたのではないかな。
これからも真摯に向き合い続けることで、僕はまた医者に成っていくのだと思います。
もう少しこれに早く気づいていれば留年しなかったんだろうなー。
これを読んで取り返しの効く方は、是非お勉強してくださいね。