YAMAGATAxGP

山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

人生初の雑誌掲載でした

12月に突入しましたね。怒涛の2020年もあと1ヶ月です。
長かったような短かったような、皆さんはどんな感覚でしょうか?

そんな12月に嬉しい知らせが届きました。
https://www.jadecom.or.jp/library/magazine/detail.html?pageid=986
月刊地域医学という雑誌に投稿した活動報告が無事掲載されました!
当村で経験した新型コロナウイルスにまつわる活動を纏めさせて頂きました。
なかなかレアな雑誌なのでお手元にあるかわかりませんが、よければご覧になってください。

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活動報告を論文というか難しいところですが、いずれにせよ「何かをPaperにまとめる」という作業は非常に貴重な経験でした。誰かの役に立つかもわからないので、どんな経緯だったのか書き出してみます。

2020.4月 新型コロナウイルス災害を経験。
 この辺りは毎日対策に追われていました。

5月 村内の災害が収束し、一息つけるようになった。
 この辺りで自分の活動をまとめてみようと思い立つ。
 幸い、新型コロナウイルスの影響で診療に時間ができたので、空き時間を利用して雛形を作ってみる。

6月 コロナ禍で知り合ったY大学の先生に原稿を見てもらう。
 日本語の字数制限に苦しむ。日本語は○字だけど、英語は◎wordなのでそりゃ表現の幅広くなりますわ。

7月
 できた論文を某雑誌に投稿

9月
 投稿先からお返事。”学術的な考察が足りない” “新規性に欠ける”とのコメントでReject
 投稿先を検討し、月刊地域医学に挑んでみることに。
 月刊地域医学は自治医大の卒業生が多数関係する地域医療振興協会の発行する雑誌です。月1回発行されており、それぞれ1本ずつ症例報告・論文・活動報告の投稿を受け入れています。編集1名による査読もあり、医中誌やメディカルオンラインにも収録されます。
 
10月 minor revisionでOKのお返事! 
 急いで手直しし、今回の掲載に至りました。
 
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様々な作業と並行して挑んだ初論文でしたが、まずはなんとか形になって良かったと思います。
今回手に入れた経験値と、採択されたという成功体験は本当に貴重なものです。
ここを第一歩として、ゆっくりとでも自分の経験を形にする作業を続けていこうと思いました。