村にも緊急事態がやってきて早くも1週間経とうとしています。
今日の時点で山形県の感染者数は54名、当村からも少なくない人数が検出されています。
「村出身のやつは仕事場に来るな」というような風評被害も少しずつ始まっており、これからが本当の戦いになるんだなとため息をついていました。
ため息なんかいくらでもつけるんですよね。
他の震災(地震・豪雨など)と違って、この新型コロナウイルスという”災害”はピークと終わりが見えない。
ガッっときてあとは復興!ではなく、いつまでもいつまでも”災害”が続くような空気さえ漂います。
だから不安材料も問題点もアクのようにどんどん浮いてくる。捨てても捨てても浮いてくる。
感染症とはかくも恐ろしいものなのか、と改めて認識しました。
スタッフのために資料をまとめている中で、日本赤十字社のサポートガイドなるものを見つけました。
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200330_006139.html
早速チェックリストつけてみましたよ!
思ったよりチェックついたな、というのが正直な感想です。
大変だとは思ってたけど、やっぱストレス感じてるんだな。大変だったな自分。
前回のブログ記事から日常の基礎を意識するようになって、ずいぶん気持ちは楽になってきました。
こういう時にこそセルフ振り返りで自己肯定感をアゲてやりましょう!
個人的にはダブルループ学習になるのでYWT法が好きです。
Y(やったこと)
・相当のPCR件数を担当した。多分、当県の中でも有数だと思う
・診療所の空間隔離には成功している
・村役場に陳情して、より引き締める対策を取ってもらった
・院内マニュアルの更新や施設の対策案を作った
・毎日ジョギングと筋トレを行った
W(わかったこと)
・飛沫+接触感染はコントロール不可能ではない。
・そのためには正しい知識と正しい理解が必要
・現場での対策は限りがあり、公衆衛生的なアプローチの方が重要
・プライマリケアの現場でも最前線で戦う用意はできる
T(次にやること)
・軽症例の対応を確認
・自宅隔離の患者さんに説明できるようにしておく
・施設で体調管理をする際のポイントをまとめる(介護スタッフにもわかってもらえるように)
・もし重症化した際のプロトコルも作っておく(重症管理できる病院との連携も必要)
・身体が慣れてきたら、いよいよ自分の+αの勉強にも挑みたい。
文字に書き出すと前向きな感じがしますね。
結構頑張ったじゃん!偉い!
外来対応をなんとかするという段階はある程度整ってきている印象があります。
次のフェーズとして、「病床が満杯になって軽症を含めて見る必要がある」という段階に対し、患者さんにどんな説明をするのか・スタッフケアをどうしていくのかをさらに詰めていくことになりそうです。
まだまだ戦いは続きます。
持続的にtry and errorを検証しながら、少しでも良い方向へ向かえるよう歩んでいきましょう。