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山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

論文acceptまで何してたの?

嬉しい報告!
先日、人生初の研究論文が無事にpublishされました。えがったえがった。
 
論文の内容うんぬんよりも「大学院で何してたのよ?」って方を書いておいた方が、未来の進学を迷う人たちに役立ちそうなのでまとめておこうと思います。
 
ちなみにセッティングとしては、博士後期課程(3年間)の現在3年目です。これから最終審査が待っておりますので、まだ道半ばではある。
 

〈1年目〉

入学して早速どんな研究をやるか考えることに。もともと自分のやった活動が本当に役に立ったのかを研究してみたい、というのが動機だったのでその路線で攻めることに。
 
夏くらいには研究計画がまとまり、アンケート作成を行いました。
いやぁWordってすげー手強い!(それまではmacのPagesを使っていたが、互換性の問題からMicrosoftシリーズに乗り換えた)
指導教官のフォローに助けられつつ、なんとか秋にはアンケート調査を行うことができました。
 
印刷代どうするよ?とか、集めたアンケートをデータクリーニングするのどうする?とか、今まで考えたことのないポイントに暴露して「これが研究か…お金と手間暇で出来てるんだな…」と衝撃を受けたのもこのあたりです。
 
アンケートの回収を年明けまでやって、そこからデータ整理をして年度が終わりました。
 

〈2年目〉

さあ解析だ!論文だ!という段階でしたが、ここで自分の基礎知識がないことが露見します。書くにしても基礎知識がないと書けないよね、ってことで、指導教官から短期集中で基礎知識講座を受けることに。
ようやく解析法の整理ができました。
 
夏からいよいよ本格的に論文を書き始めました。
とりあえずintroの第一パラグラフ、2週間後に第二パラと少しずつショートゴールを決めながら進んでいった感じです。
このあたりはdeepL・grammaryが大活躍してくれました。
 
大体形になったのが年末ごろでした。
(論文書くのに半年かかりました)
そこからネイティブチェックを通したり数字のずれの確認などをして、投稿チャレンジしたのが今年の1月でした。
この辺りが結構ジェットコースターのように一気に進んだ感じあります。
 
投稿して1ヶ月後。
二月になって、帰ってきたのがRevision。
Rejectじゃなくてよかった・小指が引っかかってよかったと思いつつも、その膨大な添削量にため息がでました。
丸3日くらい、空いた時間を全て修正作業にブッこんで一気に直したのが忘れられません。
そこから再度指導教官と煮詰めたりして、締切ギリギリの3月に再提出。
「落ちたかなー、次の投稿先どうしようかなー」と悩んで待っていたところ、5月にacceptの連絡が入りました。
 

〈振り返ると〉

思ったより論文を書いていた期間は2年のうち半年強という感じでした。
その間に研究計画を添削されたり基礎固めをしたりと、何かはずっとしていた印象ですが…思ったより一気に書き上がったのかな?という気持ちです。
ここまで頑張れたのはしっかり指導教官が引っ張ってくれたおかげ以外の何者でもありません。
大学院に入らなければ自分は指導を得られる環境にはいけなかったわけで、大学院入ってよかったなぁとしみじみ感じたのでありました。
 
ここからいよいよ卒業に向けて卒論の作成に入ります。しっかり卒業できるように頑張っていきます!