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山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

山形県の総合診療後期プログラム

総合診療+山形県を銘打っているブログですので、ぼちぼち県の実情も書く必要があるのではないかと思います。
書いていて思うところも多々あるのですが…ゼロ地点を確認することは大事です。

総合診療医を標榜するには、「総合診療専門医」「総合診療認定医」のどちらかがあればよいと思います。
(自称や他称なら資格は不要です)

専門医を取るためには後期研修プログラムに入って3年間の課程をこなし、ポートフォリオ(レポート)と筆記試験をパスする必要があります。
県内にこの後期研修プログラムがあるのかどうか、が今回の焦点です。

これを書いている時点で、後期研修プログラムは


5つになります。

じゃあどのプログラムがいいのか? 
現時点で後期研修医が所属しているのは至誠堂総合病院 のみです。
総合診療医がプログラム運営を行っているのは①公立置賜総合病院 のみです。
残り3つのプログラムは育成するプログラムはあるものの、まだ稼働はしていません。
そのため、上記2つのプログラムのどちらかでの研修が現実的です。

他県を見ると、それぞれの特色溢れたプログラムが様々あります。在宅に強かったり、研究に強かったり、EBMに強かったり…etc。
一方、山形県のプログラムは地域差による患者層の違いはあるものの、プログラムごとの特色には若干劣る印象です。

あとは実際に病院を覗いてみることをお勧めします。肌で感じて合う合わないを判断するのが一番です。
幸い、病院見学は受け入れてくれるところがほとんどですので、よければご検討ください。

ブログを書いていて思いましたが、「ここにしかない強み」がまだ出せないのが山形県の弱点な気がします。
だからこそ、全国にアピールできる長所を持った研修プログラムを作れれば、起爆剤になる可能性を十分に秘めているのですが…。
それはもうしばらく先の話になりそうです。

山形でも総合診療医は目指せます!
地元に戻ってきたい方、山形で心機一転チャレンジしたい方がいれば全力で支援しますのでご連絡ください。