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山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

中学校で授業を担当しました

今日はダブルヘッダーで講師を行いました。その1箇所目は勤務地の中学校。
中学2年生を相手に1コマ授業を行ってきました。
 
先方からの注文としては、
・自分がどういう最後を迎えたいか?
・検診、ワクチンに興味を持つ
・サバイバー、サポーターについて知る
という内容でした。
中学2年生相手にどこまでこの内容を深められるか、結構悩ましいですよね。
悩んだ結果、「どういう最後を迎えたいか」というややダークに走りそうな切り口ではなく、「自分だったらどれは嫌だろう?」という切り口でワールドカフェを行うことにしました。
コロナ流行の状況次第では開催もどうなるか不安でしたが、幸い勤務地付近では感染が確認されていなかったので久しぶりにオンサイト・テーブルトークでの授業を行うことができました。
 
実際に行ってみた感想ですが、やっぱり画面越しではない少人数の授業はいいですね。
リアルタイムでワイワイしている空気を肌で感じて、なんだかエネルギーをもらえたような気がしました。
こちらの用意したトークテーマについて、各テーブルごとに色々と考えてくれたようでした。
これから感想が返ってくるのが楽しみです。
 
今回の仕掛けとしては、「自分のかかりたくない病気を4択から選ぶ→その病気について語る」を2回繰り返すというものでした。
病気の話をして途中で別な病気を選んでもいいよ、ということにしたのですが…誰も病気を変える人はいませんでした。
これは今選んだ病気が本当に嫌だったのか、それとも現状維持バイアスや場の空気感によるものなのか。ここは難しいところですね。
お互いに交流するという目標は達成できたものの、より流動性のある小グループ学習を作るには更に仕掛けを練る必要がありそうだなーと感じました。
 
中学校や高校で授業させてもらえるのは本当に勉強になるばかりです!
引き続きお話いただけるといいなと感じました。