先ほど、医大生と1対1で講義をしたので忘れないうちに振り返り。
(概要)
実習にきていた医学部5年生が対象。
将来は緩和ケア志望で、その間に何科を挟むか悩んでいるとのこと。
与えられたテーマは「身体診察」。
5年生ということなので、ただ身体診察を並べるのではなくケースカンファ形式に挑戦。
目標としては、
・身体診察って役に立つ!と思ってもらう
・臨床推論で身体診察は重要になることを知ってもらう
の2つを設定した。
症例は32歳女性、インフルエンザで気管支喘息が増悪した…という設定。
本当は自分で身体所見のデータを用意できればよかったけど、残念ながら持ち合わせがなかったためyoutubeを利用することにした。
構成としては、
・身体診察がなぜ重要か
・主訴、現病歴、生活歴からなんとなく何が起きているか考える
・身体所見を取ってみる
・身体所見から絞り込む
・答え合わせ
・振り返り
1時間弱で講義は終了した。
(KPT法で振り返る)
Keep
準備期間が短い中で、双方向性の講義(やりとりをしながら/体を動かしながら)を作ることができた。
大学ではあまり習わない「現病歴+身体診察から鑑別を絞り込む」というトレーニングができた。
youtubeには教材がたくさんあることに気づいた。(利用には注意が必要だが)
Problem
学生が考え込んでしまうことが多く、もっと小さなステップを設定した方がよかったか。
もっと身体所見と疾患がわかりやすく一致するような疾患を選んだ方がよいだろうか。
year noteに載っていないと知らない可能性大。(自分が学生の時もそうだったなぁ)
先にアイスブレイクを入れて、自分の言葉で話す練習を入れてからの方がよかったかも。
学生からの質問は聞かれなかった。
→質問が思い浮かぶほどの余裕がある内容じゃなかったのかも。
もしくは質問しやすい雰囲気とタイミング?
try
アイスブレイクを用意する→もっとやりとりができるような構成を考える
自分で教材を用意できるよう、日々準備をする。
学生の平均値・到達ラインがわかると、授業の目指すラインも見えるかも。
KPT法についてはこちらをご参考下さい。