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山形県で総合診療医を目指しています。日々の振り返りをご笑覧ください。

地域医療の面白さをオンラインで発信しました。

2020/03/08、無事オンライン生放送が終わりました。
医師・医学生限定ですがこちら↓

https://www.facebook.com/events/493372141325245/

「若手総合診療医が地域医療にガチで挑んでみた」という企画です。
株式会社antaaの力をお借りして、地方で活躍する若手医師をオンラインで繋ぎながらそれぞれの考える魅力を発信するという内容でした。
社長とたまたま隣で飲む機会があり、酒の勢いで企画をお願いしたのが始まりでした。付き合ってくれた総合診療仲間のお二方、運営してくれたantaaの皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

短い時間だったので、伝えたかったことをもう少し書いておきます。

放送内でもお伝えしたポイントとして、以下の2つを挙げました。

・総合力が問われる地域医療は総合診療医の研鑽に最適
・家族も大事にしながらオンラインで勉強もできる

ここを支えてくれるのがネット環境です。
光回線が整う前まで僻地の勤務で支援を受けるのは大変だったことを在学中に何度も聞かされました。
その頃とは違い、インターネットさえあれば文献検索だって指導医からのフィードバックだって得られる時代です。
山形県内はインターネットの通じない派遣先はありませんが、もし通じない僻地がまだあるとすれば一気にハードモードに繰り上がるでしょう。
それだけインターネットの恩恵は強く、当たり前がどれだけ素晴らしいのか是非皆様にも知ってもらいたかったです。

そして本当に必要なのは環境だけではなく、やっぱり気持ちです。
僻地勤務は正直怠けようと思えばいくらでも怠けられます。
当直や救急の業務もなく、ゆったりとした外来が続く日々です。
そういった中でいかに自分を高めていくのか・どうやって成長のきっかけを掴むのか、誰も教えてくれません。もちろんオンラインで上司がお尻を叩いてくれればいいのですが……物理的距離が開くとどうでしょうか。

少なくとも自分にはそんな上司はおらず、自分のキャリアは自分で切り開くしかない身分です。
そういった自己への責任感が地域で前向きに学ばせる姿勢につながっていると考えています。 
日々モチベーションを保ちながら研鑽を続ける気持ちこそ、地域医療に挑むために最も大事なものなのかもしれません。

皆さんは地域医療に飛び込みたくなったでしょうか?
全国の7割は地域だってどこかで聞きました。
見知らぬ僻地も貴方の故郷も、いつでも地域が貴方を待っています。
短期間でも是非飛び込んでみて欲しいです!