そしてもうインフルエンザが出現し、今年はどれだけ猛威を振るうのか心配です。
今日は緩和ケア病棟の演奏会でした。
事の発端はローテートにきている初期研修医の特技がピアノと判明したことです。
これならセッションできるじゃない!とわかったのが2週間前。
仕事の一環として、ウクレレを弾いて参りました。
本番30分前から初合わせを始めたので少し音が飛ぶところもありましたが、おおむね好評で終わりました。「赤とんぼ」でちょっと涙ぐんだ方がいたことを見逃しませんでしたよ!
もちろんこの演奏会は患者さんのために行った会です。
それと同時に、初期研修医のためにもなればいいなと思いながら開催することにしました。
緩和医療科の仕事の9割はコミュニケーションです。
まだ医者歴半年の初期研修医ではやや力不足なところもあります(もちろん自分なりに頑張ってくれて、患者さんのためになっていることも多々ありますが)。
その中で自分の力で患者さんのために「してあげられた体験」があれば、短いローテート研修の成功体験の一つになるのではないかな~、と思ったわけです。
初期研修医の先生も楽しんでくれたようでした。
その笑顔を見れれば答えは十分です。
そんなことを振り返りつつこの記事を書いていました。書いている途中で自己肯定感を実感している自分に気が付きました。
患者さんと初期研修医とそれぞれ笑顔にできたことが自己肯定感につながっているのでしょう。
音楽隊は巡り巡って、自分のためになっていたのかもしれませんね。